Making Baby in America (MBA留学日記)復活版

10年前の自分の日記にツッコミを入れるという企画です
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2000年11月10日 Case Competition その1 大失敗の巻 (10年前の日記)

(次の文章は10年前に私がMBA留学日記としてHPに掲載していたものです。10年前の自分にツッコミをいれるという企画です(笑))

ここIndianaでは1年生の11月と2月にケース・コンペティッションが行われます。このケース・コンペティションでは、企業戦略のプレゼンテーションならびに質疑応答を各チームが教授の前で行い、その提案内容の質を競いあうのです。今年はカナダのトップスクールであるIveyのケースが使われました。Chai-na-ta Corporation.というカナダにある朝鮮人参の大手栽培業者の中国進出に関する戦略を策定するというものです。

9日の夜にいっせいに各チームにケースの内容が配られました。金、土、日の週末3日と月、火(授業は休み)の5日間を使い、戦略策定を行い、提案書をつくり、プレゼンの準備を行います。水曜日のプレゼン第一ラウンドではクラス16チームの中から4チームが勝ち残り、木曜日の第二ラウンドではその4チームでトップを競い合うといった内容になっています。

もちろん、成績に大きく関係していて、第二ラウンドにまでいったチームには自動的にAマイナス以上の成績がつくことになっています。また、特にアメリカ人やここアメリカで働こうと思っている外国人にとっては、ケース・コンペティッションで1位になることは、レジュメ(履歴書)に書けることが増えるということからも大変重要です。そのため、超気合いが入っている人もいます。

そろそろお題に移りましょう。またもや(?)大失敗をしでかしてしまいました。昨日遅くに帰ってきた私はケースが配られるインフォメーション・セッションに参加することが出来ませんでした。そこで、早速チームメイトに電話してケースの内容と今後の予定について聞きました。その後、なんともなしにケースの会社のホームページを見てしまったのです。これはこのケース・コンペティッションでは重大なルール違反です。

つまり、各チームを同じ情報、同じ条件のもとで競うあわせるため、外部の情報を一切使ってはいけないというのがルールだったのです。情けないことに、そのことを今朝のチームミーティングで知りました(ちなみにプレゼンの当日、「チームの人間が外部の情報を使うなどのルール違反を行ってはいない」という宣誓書に各人がサインすることになっています)。

結局、チームで相談した結果、教授に事実を報告することになりました。教授(あのIdie Kesner)は「前例のないことので、なんともいいようがない。Chairperson(学部長)と相談するから、見た内容をすべてメールしてください。そのまま、チームミーティングに参加はしてもいいけど、一切みた内容は他のチームメイトに話さないように。月曜日には返事ができると思う。」なんてことを言われてしまいました。

えらい、おおごとになってしまいました。その時ふと思ったのは、正直に報告するなんて馬鹿だったんじゃないか、私がみたことはチームしか知らないんだから、黙っていてくれればわからないのに、ということでした。でもよく考えるとこれって、会社ぐるみで不正を隠すことと全く同じ思考ですよね。チームしか知らないからいいとかという問題ではなく、まさにルールを違反したという事実が問題であるわけです。

かつて、同僚が、ある会社が会社ぐるみで不正を隠蔽していたという新聞記事に関して、「神を信じる国民とそうでない国民とでは善悪の基準が違うと思う。日本人は、他人がどう思うかを善悪のものさしにする傾向がある。だからこそ、人がみていなければ、悪いことでも隠してしまおうという考えが出てくるんじゃないか。」と言っていたことを思い出しました。今回、チームメイトからは本当に貴重なことを教わったような気がします。

(10年後の自分のツッコミ)

ほんとネタには事欠かないという感じですね(笑) ところで、悪いことを隠すというのは、神を信じる、信じないではないですよね。

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